科目名[情報システムコース]システム情報ユニット
卒業研究T (20 クラス)
時 限金−4教 室324

単 位 数学年配当開講期間担 当 教 員
43通年御 橋 広 眞

テ|マ私たちの周りに見つかる 「ゆらぎ」 の現象を理解しよう 

講義の概要・ねらい
 ニュートンは、 夜空の星の運行を細かく観察したデーターを分析して、 ついに古典力学の基礎をつくりました。 その決定論的自然観は、 人間の思想にも大きな影響をあたえ、 未来は予測可能なものであるという考えが広まりました。 しかし、 日常、 私たちが目撃する地球上のできごとは、 いつも大きく小さく変化して、 むしろ予測不可能なことが大部分です。 人間が関る社会現象はもちろんのこと、 自然現象ですら地球上では常に小さな 「ゆらぎ」 を含んで変化しています。 ですから、 非決定論的とか確率論的な見方や考え方が必要になります。 つまり、 人間、 社会、 自然が本来もっている 「豊かさ」 を理解するための基本に 「ゆらぎの科学」 があるというのが、 現代のものの見方だといえます。 ここでは、 そのイントロダクションとして、 身近な現象の中から、 「ゆらぎ」 を見つけて、 それをテーマにしながら、 「自分で考える力」 を身につけていこうとおもいます。

講義のながれ
 最初に 「ゆらぎ」 の考え方について、 学習し、 次に、 各自が、 社会現象や自然現象の中に自分のテーマを見つけて、 それについて学習・演習し、 さらに自分で観察・実験をしながら、 定期的に発表会を設けて、 研究を進めることにします。

学習上の留意点
 研究室に<滞在する習慣>を、 はやく、 身につけること。

成績評価の方法
 発表とレポート

使用テキスト
 テーマによって、 随時、 指導する。



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