科目名環境計画 U時 限水−2

単 位 数学年配当開講期間担 当 教 員
23後期近 藤   悟

テ|マ今日の環境問題 ―自主的取組みの可能性を“意識と行動の関わり”の視点から考える―

講義の概要・ねらい
 今日、 環境問題への対応は転換を求められています。 わが国では、 環境への負荷の少ない持続的発展が可能な社会づくりを目指して、 私たちの日常のライフスタイルや産業経済活動/企業活動のあり方の変革が求められています。 そして、 そのために特に意識変革と自主的取組みが強く求められています。 本講義では、 まず今日なぜ環境問題への対応の転換が求められているかについて解説します。 そして、 その中で強調されている意識変革と自主的取組みの可能性について、 意識と行動の関わりの視点から、 組織 (特に企業) と地域社会/地域住民という異なる二つの次元の活動を対象に考えてみたい。 組織については国際規格化 (ISO) の動きの中で期待されている環境マネジメントへの取組み動向を通じて、 そして、 地域社会/地域住民については循環型地域社会づくりへの取組み動向を通じて考えてみたい。

講義のながれ
1. 今日の環境問題とその対応の特質―公害問題から地球環境問題へ
2. 環境基本法と環境基本計画にみる環境政策の転換―環境問題への対応転換の道筋とは
3. 環境問題への対応転換を促す様々な社会的な仕組み/仕掛けの展開状況
4. 企業における意識変革と自主的取組み―企業経営を取り巻く社会環境の変化
5. 企業における意識変革と自主的取組みー環境マネジメントシステムの導入・運用の動き
6. 企業における環境マネジメントへの取組みの実際―ゲスト講義に学ぶ
7. 地域社会/地域住民における意識変革と自主的取組み―循環型地域社会づくりを例として
8. 地域社会/地域住民における環境問題への取組みの実際―ゲスト講義に学ぶ
9. 地域社会/地域住民における環境問題への取組みの日独比較―意識と行動の関わりから
10. 意識変革と自主的取組みに向けて―社会システムの変革と環境コミュニケーションの推進

学習上の留意点
 企業および地域社会/地域住民の取組みについて学ぶために、 実際に取り組んでいる方を招いてゲスト講義を企画する予定です。 “生きた”講義を通じて理解を深めるようにしましょう。 なお、 「環境計画T」 とは独立した科目です。

成績評価の方法
 

使用テキスト
 使用しません。 講義は、 レジュメや関連資料、 ビデオを利用して行います。



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