科目名情報科学 1時 限
*時限は所属クラスによって異なる
単 位 数学年配当開講期間担 当 教 員
22前期杉 江 日出澄・鈴 木 隆 宏

テ|マコンピュータ概説と基本アルゴリズム

講義の概要・ねらい
 まず、 情報科学の最初の講義として、 情報科学全般に対する指針を与え、 今後の情報系科目履修の基礎とする。 次いで、 コンピュータの概説を主テーマとする講義を行う。
 コンピュータの種類・基本構成、 情報の内部表現、 ハードウェア、 ソフトウェア、 ネットワークと通信など、 必要最少限の内容を平易に解説し、 基本アルゴリズムによる論理的な思考法の習得をめざすことにする。

講義のながれ
第 1 週:講義のねらい、 受講上の注意・成績評価法、 情報基礎科目や基幹科目の概要と履修の指針など。
第 2 週:コンピュータの種類。 スパコンからマイコンまで、 実際にどの様に活用されているかを示す。
第 3 週:情報のコンピュータ内部表現。 整数や小数の表現、 数値データや文字データの内部表現など。
第 4 週:ハードウエアの概説。 主記憶装置、 制御装置、 演算装置、 補助記憶装置、 入出力装置など。
第 5 週:ソフトウエアの概説。 OS、 翻訳と実行、 多重処理、 主記憶管理、 プログラム言語など。
第 6 週:ネットワークと通信の概説。 ネットワークの方式、 データ伝送、 アーキテクチャなど。
第 7 週:アルゴリズムとフローチャート。 プログラムの作成手順、 フローチャートの記号や基本型など。
第 8 〜 9 週:アルゴリズムの基礎。 プログラムの書き方、 定数と変数、 数式と関数、 命令文など。
第 10〜11 週:アルゴリズムとその応用。 直線型、 分岐型、 反復型、 多重反復型とその応用など。
第 12 週〜 :基本的な練習問題を時間の許す限り解説する。

学習上の留意点
・情報科学の基礎知識は、 個人差が著しいので、 毎週の学習目標を与えて、 まず読書形式で学習させる。 その上で、 理解できなかった点を中心に、 質疑応答形式で講義を行う。 ただし、 重要事項や追補すべき事項については適宜解説を加える。
・毎週の学習目標を確実に守ること。 知識の積み上げ型の講義である。 欠席すると以降の講義が理解できなくなるので注意すること。

成績評価の方法
 テキストを読み、 知識を習得することを重んじ、 期末試験を行い評価する。

使用テキスト
杉江:『コンピュータの基礎』 杉江日出澄著、 培風館
鈴木:『コンピュータシステム』 電子開発学園出版局発行、 株式会社 SCC 発売



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