日本福祉大学 社会福祉学部

福祉経営論

単位数学年配当開講形態教員名
23集中鈴 木 清 覚

テ|マ社会福祉事業体の経営と管理を学ぶ

講義のねらい
 社会福祉分野においては、 50 年ぶりといわれる 「基礎構造改革」 がすすめられ、 2000 年度の 6 月から、 これまでの 「社会福祉事業法」 の 「全面改正」 が行われ、 新たな 「社会福祉法」 が施行された。
また、 戦後の社会福祉事業を支えてきた 「措置費制度」 から介護保険制度、 利用契約制度・支援費制度の導入など次々と新たな制度が実施され、 社会福祉の激変が続いている。
 これらの変化の中で最も重要な変化として社会福祉事業・施設の経営と管理のあり方が問われることとなった。
 社会福祉事業の経営と管理は、 対象者の支援・援助実践にとどまらず、 その事業と施設の在り方の全体を規定するもっとも重要な位置を持つものでである。
 社会福祉の経営と管理の理論、 基本と現実を学ぶことをねらいとして開講する。

講義のながれ
1. 履修のオリエンテーション
  −社会福祉経営論で何を学ぶか、 その位置と意義について−
2. 社会福祉事業経営の歴史
3. 社会福祉事業経営主体と原理
4. 社会福祉法人制度の確立と展開/新たな 「社会福祉法」 と経営・管理
5. 社会福祉事業の展開と領域
6. 経営と管理の循環論、 戦略論
7. 社会福祉事業の財政論
8. 経営と管理の組織論
9. サービス管理
10. 人事・労務・人材育成
11. 経営と管理の関連領域と法制度
12. まとめと試験

学習条件・履修上求められるもの
 社会福祉経営をめぐる状況は変化しつづけている。 講義においては最新情報を常に提供したいと考える。 講義は一回毎の積み上げ方式となっているので出席は十分留意されたい。

成績評価
最終講義にて、 いくつかのテーマでの小論を提出していただき採点する。

テキストテキストは特に使わない。 講義毎に講義抄録と資料を配布する。



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