日本福祉大学 社会福祉学部

社会福祉方法原論 (保)

単位数学年配当開講形態教員名
42通年川 田 誉 音

テ|マソーシャルワークとは何か −−−実践の意味と方法−−−

講義のねらい
 今日の社会福祉の動向を利用者の立場を中心にして捉え、 社会福祉実践の意味と目的、 その実践方法のあり方について検討する。
 前期は主に歴史・理論から学び、 後期はできるだけ具体的な実践方法を学ぶ。 これからは利用者と関係者がパートナーとなって地域生活支援の力をつけていくチームアプローチがますます重視されるが、 ソーシャルワーカーとしてどのように問題を捉え、 どのような方法をもってチームに参加していくのか、 基本的な視点と方法を考察する機会としたい。

講義のながれ
オリエンテーション
[1] 社会福祉とソーシャルワーク

[2] ソーシャルワークの歴史的展開
 (1) ソーシャルワークの源流
 (2) リッチモンドに学ぶ
 (3) ソーシャルワークの基礎確立期
 (4) ソーシャルワークの統合化
 (5) 現代のソーシャルワーク

[3] ソーシャルワークの価値と原則
 生活問題を捉え、 対応を図る視点

[4] ソーシャルワークの展開
 (1) 援助の過程
 (2) 面接の意義と方法
 (3) 記録の意義と方法
 (4) 社会資源の活用と開発

[5] ケアマネジメントの理論と実際
 −−−地域生活支援をめざして−−−

[6] スーパービジョンの意義と方法

今年度のまとめ

学習条件・履修上求められるもの
 後期中に 3 年次履修予定の 「社会福祉方法各論T・U」 の内容について紹介する時間を設ける。 各論T・Uとの関係を想定しながら講義を聞いてほしい。
 この講義は、 「精神保健福祉援助技術総論」 との読み替え科目でもある。 共通基盤を理解すると共に、 精神保健福祉領域でのソーシャルワークの実際にもふれる。

成績評価
 前期リポート (夏休み明け提出)、 学年末試験、 ミニレポート、 および出席状況から総合的に評価する。

テキスト使用する予定。 書名については追って通知する。



(C) Copyright 2002 Nihon Fukushi University. all rights reserved.
本ホームページからの転載を禁じます。