日本福祉大学 社会福祉学部

科学技術と人間T

単位数学年配当開講形態教員名
23後期二 宮 勘 輔

テ|マ科学技術と人類の発展

講義のねらい
 科学技術の進歩は生産力と生活の質の向上をもたらす反面、 核兵器や地球規模の環境破壊などの問題を生じさせている。 進化論が深めた自然観、 生命観やバイオ技術など、 科学技術は人間と社会の思想や宗教・倫理にも深く関わってきている。 逆に、 自然科学はその時々の社会や人々のものの考え方から影響を受けて発展してきた。 科学技術は、 時代や社会とは無縁に、 天才のひらめきだけによって進歩するものではない。
 このように、 科学技術と時々の社会や人間の動向は相互に影響し合いながら発展してきた。 このような視点から, この講義では、 現代を生きるための素養としての科学技術の知識や思考方法を学びながら、 人類社会にとっての科学技術の意味について考えていく。

講義のながれ
1 章 古代ギリシャと中世の科学技術
2 章 近代科学の誕生 1 ルネッサンス期の科学技術
3 章 近代科学の誕生 2 近代科学の方法確立
4 章 近代科学技術の展開 1 近代化学の誕生と原子論
5 章 近代科学技術の展開 2 熱学とエネルギー理論
6 章 近代科学技術の展開 3 進化論と近代の生命観
7 章 現代科学への転換 相対性理論、 量子力学の登場
8 章 現代の物質科学と技術 原子核、 素粒子、 原子力発電
9 章 現代の宇宙科学 星の進化、 宇宙の歴史
10 章 現代の生命科学とバイオ技術
11 章 生物の多様性と生態
12 章 地球の歴史と地球環境問題
13 章 補足

学習条件・履修上求められるもの
 

成績評価
 基本的には通常の期末試験の成績によって評価するが, 講義中何度か提出してもらうミニレポートの提出状況も参考にする。

テキスト使用しない。
参考文献:甲斐・二宮著 『自然科学入門』 学術図書出版、 1982 年



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