日本福祉大学 経済学部

社会科教育法U(公民)

単位数学年配当開講形態教員名
23前期磯 部   作

テ|マ科学的な社会認識を培う社会科教育のあり方と方法−−−地理・歴史を中心として−−−

講義のねらい
 社会科は、 戦後創設された教科で、 学習の主体である子ども達が、 社会の事実をしっかりと見据え、 生き生きと学び合い、 民主的な主権者としての科学的な社会認識を培っていく教科である。
 本講義では、 そのうち地理・歴史を中心とした社会科教育の内容とあり方、 さらにその教育方法について、 今年度から実施される 「新学習指導要領」 も踏まえて学んでいく。
 具体的には、 社会科教育でとりわけ重要である教材の内容や教材研究の方法、 学習指導案の作り方、 授業実践の仕方、 教育機器の使用方法などについて、 視聴覚教材や学生の発表なども含めて、 できるだけ実践的に行っていく。

講義のながれ
1. 社会科の内容と社会科教育法
2. 社会科カリキュラムの内容と構造
3. 社会科地理の目標と内容
4. 地域調査の視点と授業
5. 日本の地域の暮らしと授業
6. 世界の地域の暮らしと授業
7. 社会科歴史の目標と内容
8. 地域の歴史と授業
9. 日本の歴史と授業
10. 世界の歴史と授業
11. 環境問題の取り上げ方と授業
12. 人権問題の取り上げ方と授業
13. 社会科における体験学習と総合学習

学習条件・履修上求められるもの
 日頃から地理や歴史、 社会の出来事などに興味や問題意識を持ち、 その原因や影響について考察すること。 そして、 具体的に教材研究を行い、 それをもとに学習指導案を作成し、 さらに講義の中で発表を行い、 討論ができるようにすること。

成績評価
 テストとともに、 教材研究のまとめと学習指導案、 講義における発表討論の状況、 講義の時のレポート、 講義の出席状況などにより総合的に行う。

テキストテキスト 臼井嘉一・柴田義松編著 『社会・地歴・公民科教育法』 学文社、 1999年
参考文献 地理教育研究会責任編集 『現代世界をどう教えるか1999』 古今書院、 1999年
     歴史教育者協議会 『歴史地理教育』 (月刊誌)



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