日本福祉大学 経済学部

統 計 学 B

単位数学年配当開講形態教員名
41通年近 藤 万 峰

テ|マデータの読み取り方を学ぶ

講義のねらい
 今日、 私達の身の回りには、 様々なデータが散在しています。 データをただ漠然と眺めているだけでは、 単なる数字の羅列にしか見えないかもしれませんが、 それを適切な方法で加工することによって、 身近な問題に関する多くの情報 (例:自分のとった統計学の試験の点数は良いほうなのか、 短距離走が速い人は、 概ね長距離走も速いと言えるのか等) を得ることができます。 また、 近年では、 経済学・経営学・会計学等の社会科学の諸分野の学習や研究においても、 統計的手法が活用されるようになっており、 統計学を学ぶことの意義はますます高まっています。
 本講義では、 データを読み取るために必要となる統計的手法の基礎を、 できるだけ具体的な例と関連づけながら講述します。

講義のながれ
 差し当たり、 下記のシラバスの5に相当する内容まで進めます。 その後、 残り時間と受講生の理解度に応じて、 確立論、 推定、 検定、 回帰分析等のより高度なトピックスに進んでいきます。
1. イントロダクション −社会科学と統計学−
2. 記述統計と推測統計
3. データのまとめ方と特性値
4. 正規分布
5. 2変数の相関の基礎
6. 確率論
7. 推定
8. 検定
9. 回帰分析

学習条件・履修上求められるもの
(1) 統計学は、 経済学や経営学を実証的に学習する上での有力なツールとなります。 専攻に関係なく、 習得しておくことが望まれます。 (2) 社会科学的な思考能力を養うため、 経済学・経営学・会計学に関わる諸講義を履修しておくことが望まれます。 (3) 不可解な箇所は、 気軽に質問して下さい。 (4) 言うまでもありませんが、 講義中の私語は厳禁とします。

成績評価
 平常点 (不定期にとる出席、 講義中に行う演習問題、 レポート等) と期末試験 (場合によっては、 中間試験も行う) の点数を統合して評価を行います。

テキストテキスト:講義の際に指定します。
参考文献:木下宗七編 『入門統計学』 有斐閣



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