日本福祉大学 経済学部

心 理 学

単位数学年配当開講形態教員名
21後期竹 下   隆

テ|マ人間の行動を科学する

講義のねらい
 心理学は人間そのもの全体の理解をめざす学問。 はじめ“人の心”を理解しようとした時代から、 現在では“人の行動”を科学する時代になった。 幅広い“行動の科学”としての心理学から心の仕組みや働きの法則性を知る基礎を示し、 人間存在の意義を明らかにしながら次の4点の理解が深められることをねらいとする。 1人間の心理学的理解、 2人間の成長・発達と心理理解、 3測定や分析の手法を用いた人間理解のための心理学理論と技法、 4行動療法など心理的援助技法の概要。

講義のながれ
次のような流れを追いながら、 ねらいの4点を理解する。
〈人間の心理学的探求〉
 1. 心理学の生い立ちと領域
 2. 心理学研究と測定の方法
〈人間の心理学的能力の理解〉
 3. 発達と生涯発達
 4. 感覚と知覚の諸相
 5. 認識と注意の仕組み
 6. 意識と動機づけ
 7. 学習・思考・記憶の構造
〈人間の心と行動の科学的手法の理解〉
 8. 脳と心のルーツ
 9. 性格と精神分析 
 10. 社会集団の影響分析
 11. 適応反応とストレス 
 12. 臨床心理学と行動療法
 13. 比較行動学

学習条件・履修上求められるもの
 人間理解とは自分自身の理解と言うことである。 あらゆる学問のなかで最も身近なものとして、 自分の事を学ぶという姿勢で取り組んでもらえるとうれしい。

成績評価
 話しを聞かないで、 わかるというような魔法は存在しない。 つまり評価も、 出席して静かに (他の邪魔をせず) 聞いていたことを重視する。

テキスト通信学部 「心理学テキスト」 を教材とする。 その他、 最初の授業で指示。



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