科目名[情報システムコース] システム情報ユニット
卒業研究T (21 クラス)
時限金−4教室324

単位数学年配当開講期間担当教員
43通年御 橋 広 眞

テ|マ自然現象・社会現象は 「ゆらぎ」 の宝庫

講義の概要・ねらい
 ニュートンは、 天空の星の運行の精緻な観察データーを分析して、 ついに、 古典力学の基礎をつくりました。 その古典力学は、 人間の思想にも大きく影響し、 決定論的自然観を創り出しました。 しかし、 近代になり、 地球上の多様な自然現象が科学の研究対象になってくると、 自然現象は確率的で予測には限界があることが判り、 非決定論的世界観が広がっています。 自然科学と社会科学が融合するにつれて、 その傾向はますます明らかになり、 「ゆらぎの科学」 が重要であるという認識が広まっています。 そのイントロダクション的な講義をします。

講義のながれ
 2〜3 回くらいの講義でトピックスを選び、 実際の実験結果などを紹介しながら、 現象の観察から、 推察、 モデルつくりという作業をしながら、 現象の背景にある 「ゆらぎ」 を見つけ出して、 確率論の初歩を学び、 後期では、 それらを学生諸君が実際にシミュレーションして、 コンピューターの世界で再現してみるところまで進めてみたい。

学習上の留意点
 各トピックは、 一まとめなので、 その途中で休まないこと。

成績評価の方法
 各トピック毎にレポート提出。

使用テキスト
 利用しない。



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