科目名[人間情報コース]
行動情報ユニット (A クラス)
時限火−3教室202

単位数学年配当開講期間担当教員
42通年中川 晴夫・久世 淳子
吉原 智恵子

テ|マ人間に関する情報の取得とその評価
  −自分たちでデータを集めて、 レポートを作成しよう−

講義の概要・ねらい
 行動情報ユニットでは、 心理的側面・社会的側面・学習的側面から人間行動にアプローチする。 ユニット専門演習では、 そのために必要な実験計画法・調査法を、 自分たちでデータを収集・分析するといった実習を通して学ぶ。
◎心理情報の取得 (担当:久世)
 人間の心理的側面に関する情報を得る手段として、 精神物理学的測定法とテスト法について学習する。 心理学の伝統的な手法である精神物理学的測定法とパーソナリティを測定するテスト法を実習することによって、 心理学における測定についての理解を深める。
◎社会情報の取得 (担当:吉原)
 社会的行動に関する情報を得る手段として、 心理尺度構成法、 実験計画法を中心に学習する。 実際に調査や実験を実施し、 得られたデータの解析を行うことを通して社会心理学の研究手法についての理解を深める。
◎学習情報の取得 (担当:中川)
 人間の学習情報を得る手段として、 地域教育計画策定の手法を学習する。 主として質問紙調査法 (アンケート調査法) を取り上げ、 主題設定・作業仮説・企画立案・集計整理・分析評価などの過程を把握し、 地域教育計画策定の手法と手順、 意義について理解を深める。

講義のながれ
前 期
担当/吉原
 (1) ガイダンス
 (2) 心理尺度構成法 1
 (3) 心理尺度構成法 2
 (4) 心理尺度構成法 3
 (5) 実験レポートの書き方
 (6) 実験計画法 1
 (7) 実験計画法 2
 (8) 実験計画法 3
担当/久世
 (1) ガイダンス
 (2)(3) 遂行時間の測定
 (4) 精神物理学的測定法 1

後 期担当/久世
 (5) 精神物理学測定法 2
 (6)(7) テスト法
 (8) まとめ
担当/中川
 (1) ガイダンス
 (2) 地域教育計画策定の意義と手順
 (3) 調査対象地域の設定と概況把握
 (4) 主題設定と作業仮説、 企画立案
 (5) 現地踏査若しくは、 資料・文献調査
 (6) 調査結果の集計・整理
 (7) 調査結果の分析評価
 (8) まとめ

学習上の留意点
 「生涯学習計画」 「社会調査法」 「多変量解析」 の授業を履修することを望む。 また、 授業 (演習) の仕方については担当教員が初回に指示する。 実験実習を行うため、 欠席した場合にはその分を補うことが必要になる場合がある。

成績評価の方法
 出席状況およびレポートにより評価する。 各教員の担当期間中以上の出席が必要である。

使用テキスト
 使用しない。 (参考文献については授業中に紹介する)



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