法制度と人間

単位数学年配当開講形態教員名
21前期森 山 文 昭

テ┃マ人権と福祉の観点から法制度のあり方を考える

講義のねらい
 「法」 と聞くと、 思わず校則や体罰を連想する人もいるかもしれません。 しかし、 法には私たちの生活を守ってくれる大事な機能があります。 そして、 日々の新聞やテレビをにぎわすニュース (少年犯罪、 死刑判決、 悪徳商法、 消費者被害、 さまざまな裁判、 等々) も、 何らかの形で法制度とかかわっています。 私たちは、 知らず知らずのうちに法と隣り合わせの生活をしているのです。
 この講義では、 私たちの日常生活に密接な関連を有している法について、 具体的な事例を通して理解を深めながら、 人権と福祉の重要性と、 そのための法制度のあり方について、 みんなで考えていきたいと思います。 ビデオも活用し、 法廷傍聴も企画する予定です。

講義のながれ
T ガイダンス
 講義の進め方、 法の学び方
U 少年事件
 少年法の理念 (保護主義) と厳罰化の是非
V 死 刑
 死刑制度の是非
W 司法制度の改革
 1 司法制度改革審議会
 2 裁判の実情と裁判官の生活実態
 3 弁護士の現状と改革の方向
 4 法曹一元
 5 陪審制と参審制
 6 法科大学院
 7 冤罪はなぜ生まれるのか
 8 被疑者・被告人の人権
X 生存権と福祉
 朝日訴訟に見る生存権の実態


*その時々の話題になっているニュースを取り上げて講義しますので、 この順序と内容は変更になることがあります。

学習上の留意点
 毎日の新聞等をよく読み、 問題意識を深めておいてください。 講義中や講義外での質問、 意見表明を歓迎します。

成績評価
 試験の成績を基本としますが、 日常の質問や意見表明をプラスの方向で加味します。

テキスト使用しません。 講義の都度、 講義要綱 (レジュメ) と資料を配布します。


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