日本現代史 (昼) |
単位数 | 学年配当 | 開講形態 | 教員名 |
---|---|---|---|
2 | 1 | 後期 | 貫 井 正 之 |
テ┃マ | 日本現代史の学習を通し、 現在に生きる日本人・日本社会の歴史的位置の認識と展望 |
講義のねらい |
高等学校までの歴史教育では、 概して日本現代史の学習は希薄である。 まして、 日本史選択でない学生は自国の現代史さえ教えられていない。 日本は 1931 年、 「満洲事変」 以来、 15 年にわたってアジア・太平洋地域への侵略戦争を行なった。 1945 年の敗戦以降、 日本人は 2 度と戦争は起こさないと世界に宣言し、 平和で民主国家の建設をめざして努力した。 その結果、 日本は約半世紀の間に世界に比類のない経済発展を遂げた。 しかし、 現在の日本社会は豊かさの反面かげりが噴出し、 国際社会でも日本の存在感は弱い。 本講では 1941 年のアジア・太平洋戦争から 50 年代までに焦点を当て、 現代史の諸事件を学ぶことによって現実対処能力と将来を正しく展望できる歴史観を育てたい。 |
講義のながれ |
T アジア・太平洋戦争 (1) 戦争の開始と推移 (2) 「大東亜共栄圏」 の実態 (3) 国内の支配体制と国民生活 (4) 朝鮮人・中国人強制連行 (5) 日本軍慰安婦問題 (6) 敗戦への道 (7) ポツダム宣言受諾 U. 占領と民主改革 (1) 敗戦時の混乱 (2) 日本の占領 (3) 民主化の開始 (4) 日本国憲法の制定 (5) 諸改革 (6) 大衆・労働運動 V 冷戦と日本 (1) 占領政策の転換 (2) 朝鮮戦争 (3) サンフランシスコ講和条約 (4) 55 年体制 (5) 平和運動と安保改定 なお、 上記の項目の 1 行を 1 講義の目安とするが、 必ずしも順序通りいかないことは了解してください。 |
学習上の留意点 |
・通史であり、 テキストを使用しないから欠席せず積極的に授業に参加して欲しい。 ・講義の節目ごとに記録映像 (VT) で事実を確認する。 |
成績評価 |
成績評価は随時のレポートと定期試験による総合判定。 |
テキスト | 使用しない。 必要文献は講義の中で紹介。 また、 講義中に、 関係資料を配布。 |
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