スポーツと健康 (保)

単位数学年配当開講形態教員名
21後期小 林 培 男

テ┃マ障害者スポーツから現代の健康とスポーツを学ぶ

講義のねらい
 この講義では生活の基本とも言うべき健康についてスポーツとの関連で考える。 この講義での 3 つのキーワーズは、 健康体力の増進、 スポーツの発展、 障害者のスポーツである。
 生産の自動化や移動の機械化、 高度情報化の急速な変化に対する現代人の適応の出来なさ、 もしろ不活性 (動かない事) に起因する健康の阻害や体力の減少、 労働時間の短縮と余暇時間の増大に比例して伸びないスポーツ活動など私たちの現代生活をとりまく健康やスポーツの問題は大きい。 生涯健康をベースにしたスポーツのあり方について、 体力・運動能力の基本的事項を理解した上でスポーツの必要性や実践方法を考える。 特に、 障害者の体力・運動能力や障害者スポーツの歴史、 効果、 内容、 指導法、 問題点を探る。 この講義での体育・スポーツに関する理論的学習の成果を健康生活やスポーツ実践に役立たせ、 生涯健康と生涯スポーツの獲得に生かして欲しい。 その最終的な講義の目標は、
 1 生涯に渡って心身ともに健康で活動的な社会人の育成
 2 生涯に渡ってスポーツを活用し、 指導できる能力をもったよき実践者の育成
 3 身体文化としての体育・スポーツのよき理解者およびよき継承者の育成
の 3 つである。 大学生活の中で正課および課外でのスポーツが拡大発展し、 生涯へつながるスポーツが築かれる事を目指す。

講義のながれ
1 講義オリエンテーション
2 健康・体力を考える
健康の捉え方
 食生活と健康
 スポーツと食生活
3 健康体力とスポーツのトレーニングを考える
 ヒトの体力について
 スポーツトレーニングの基礎
 一般学生の健康づくりと運動処方
   (体脂肪、 減量、 エアロビクスなど)
 競技者のための体力トレーニングの原則と方法
4 スポーツを考える
 障害者の体力・運動能力特性
 障害者スポーツの歴史・現状・効果
 障害者スポーツの指導・課題
5 講義のまとめ
 スポーツの意義と効果と諸問題
 障害者スポーツから学ぶ

学習上の留意点
 2000 年度では全体で 213 名が受講し、 その内 185 名が単位認定され、 26 名が途中棄権や不合格であった。 粘り強い学習が最大の秘訣であり、 積極的でかつ節度ある受講態度を期待する。 健康とスポーツに関わるニュース、 新聞・雑誌記事やスポーツドキュメントなど日頃から関心を寄せ、 時にはスクラップするなど情報を豊かにしつつ受講すること。 学習の到達度や要望を確認する意味でミニテストやミニレポートを実施する場合がある。 講義に関する意見や質問があれば講義時あるいはオフィスアワーやメールを活用してください。

成績評価
レポートなどの提出物を参考にし、 学期末筆記試験で評価する。

テキストテキストは使用せず、 講義資料、 スライド・OHP・ビデオを用いて進める。 参考文献や資料を紹介する。


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