情報科学論 (社)

単位数学年配当開講形態教員名
21後期二 宮 勘 輔

テ┃マコンピュータと情報処理の基礎

講義のねらい
 情報科学と情報技術の基礎理論を入門的に教え、 併せて情報処理演習科目内容の背景理解や概念把握に資す。 情報とは何か、 その概念整理を行い、 デジタル表現など符号的情報の表現形式や情報量の捉え方を学ぶ。 パソコンのしくみと働きを事例にしながら、 コンピュータの基本構成と作動原理をハードウェアとソフトウェアの両面から学ぶ。 その中でプログラムとは何かその本質を把握させ、 コンピュータが何ができて、 何ができないかを明らかにする。 通信とコンピュータの結びつきについてもその基本を学び、 コンピュータネットワークの理解を深める。 知的所有権など、 情報化社会の高度化にともなって生じる社会的、 道徳的問題についても、 必要最小限の常識は身につけるようにする。

講義のながれ
 1 週 情報とは何か、 コンピュータの歴史
 2 週 コンピュータの基本構成と作動原理
 3 週 情報表現の方法、 情報量の計り方
 4 週 コンピュータ各装置の仕組みと働き
 5 週 ソフトウェア、 基本ソフトと応用ソフト
 6 週 基本ソフトと応用ソフトの事例
 7 週 プログラムの構成とフローチャート
 8 週 プログラムの言語の実際
 9 週 コンピュータ通信の技術
10週 ネットワークの仕組みと実際
11週 人工知能とは、 その到達点
12週 情報化社会の光と陰、 知的所有権
13週 情報化社会の今後

学習上の留意点
 本科目と 「情報処理演習」 とは一応独立した別の科目であるが、 本科目が 「情報処理演習」 を理論的に補完する役割を果たすよう内容上の連携が計られる。

成績評価
 基本的には期末試験の成績によって評価するが、 授業中何回か提出してもらうミニレポートも参考にする。

テキスト西口、 加藤著 『コンピュータシステム入門』 ムイスリ出版、 1999 年


(C) Copyrighted 2001 Nihon Fukushi University. All rights reserved.
本ホームページからの転載を禁じます。