国際環境問題 |
単位数 | 学年配当 | 開講形態 | 教員名 |
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2 | 3 | 前期 | 増 井 孝 子 |
テ┃マ | 地球環境問題と国際経済社会 −持続可能な発展をめざして− |
講義のねらい |
地球環境問題が深刻化する中で、 かけがえのない地球を次の世代に受け継ぐことができるように、 様々な制約のもとで安定した経済発展を保証する 『持続可能な発展 (Sustainable Development)』 を築くことが、 世界共通の課題となっている。 地球環境問題の解決には、 例えば、 熱帯雨林の消失や大気汚染には先進諸国の木材 (日本は世界一の紙の消費国) や化石燃料の輸入が関係しているように、 地球規模で生産と消費の仕組みを問い直すことが不可欠となるからである。 しかし、 その達成は容易ではない。 自国の市場を脅かす途上国の急成長に脅威を感じる先進国が、 途上国にも厳しい規制を求めるのに対し、 貧困からの脱出を望む途上国は、 環境破壊を進めながら発展してきた先進国の責任を主張し両者の溝は容易に埋めることができないでいる。 |
講義のながれ |
本講では、 ボーダーレス (Borderless) 化する環境問題の深刻化を、
経済のグローバル (Global) 化との関連で論じるとともに、 持続可能な発展を築く国際協力の在り方についても考えていく。 1. 地球環境の生いたち 2. 幾何級数的成長の性質 3. 人口問題 4. 食糧問題 5. 資源・エネルギー問題 6. 環境問題 (T) 地球環境問題:温暖化、 熱帯雨林、 オゾン層破壊など 7. 環境問題 (U) 日本の環境問題:産業廃棄物、 汚染物質など 8. 難民・避難民問題 9. 地球環境問題と国際援助と協力 10. 持続可能な発展は可能か 11. 自由研究:私たちは今、 何をなすべきか。 〜国際感覚豊かな社会人となるために〜 (レポート) |
学習上の留意点 |
1. 新聞や雑誌等の環境問題には、 常に目を通す努力を惜しまないで欲しい。 2. できれば、 独自のデータベースづくりをやってみて欲しい。 |
成績評価 |
レポートによる。
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テキスト | 大石正道 『生態系と地球環境のしくみ』 日本実業出版社 |
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