芸術創造 001・002

単位数 学年配当 開講形態 教員名
2 2 (001) 前期
(002) 後期
湯 浅 英 雄

テ┃マ 現代芸術と環境 −−−鑑賞と制作−−−

講義のねらい
 20 世紀は芸術表現の可能性を極限まで拡大する実験の時代であったと言えよう。 それはとりもなおさず、 環境、 文化、 社会が急激にシフトしてきたことの表象でもあった。 現代社会を包括的に理解しようとする時、 現代芸術の理解がキーワードとなりうる所以でもある。
 本講では、 映像による現代美術の鑑賞と実際の制作を通じて芸術と環境についての理解を深めていく。 制作はペーパークラフトとポリエステル鋳造による立体作品とするが、 実材を希望する者には、 木彫も準備する。 また、 完成後のデジタル画像の合成により作品が現実風景の中に拡大して設置された画像を再現し、 環境と作品について考察する。

講義のながれ
 1. 現代美術の鑑賞と概説
 2. ペーパークラフト(1) 立方体の分割A
 3. ペーパークラフト(2)立方体の分割B
 4. ペーパークラフト(3) ミクストメディアA
 5. ペーパークラフト(4) ミクストメディアB
 6. ペーパークラフト(5) 自由課題
 7. ポリエステル鋳造(1) 型原型
 8. ポリエステル鋳造(2) 鋳造
 9. ポリエステル鋳造(3) 仕上げ
10. デジタル画像(1) 撮影
11. デジタル画像(2) 画像処理
12. デジタル画像(3) 仕上げ
13. まとめ 鑑賞と講評

学習上の留意点
 制作にはオートマティックな発想マニュアルを準備し発想を支援するが、 無から有を生み出す作業には精神的な負担がともなう。 完成の喜びを味わう為にも積極的に制作したい。  
 

成績評価
 提出作品の評価と平常点による。  

 

テキスト 適宜レジュメを使用する。


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