文化人類学

単位数 学年配当 開講形態 教員名
2 3 前期 三 木   誠

テ┃マ 人間の文化の普遍性と多様性の探究

講義のねらい
 人間とその他の生物との本質的な違いの一つに、 言語の獲得を前提とした文化形成の有無がある。 文化は地球上の生物の中で人間だけが持ち、 人間を人間たらしめているものであるが、 我々はその存在をことさらに意識することなく日常を過ごしている。 しかし、 文化の違いは時に対立を引き起こし、 戦争という悲劇に発展することもある。 そのような事態を避けるためには、 文化の多様性を認識し異なる文化を正当に評価できる視野を養う必要がある。 この講義では、 異文化に対する興味を喚起するために多くの具体的事例をあげながら、 人間の持つ文化の普遍性と多様性を探求していきたい。 この講義の目的は、 知識をつめ込むことではなく、 視野をひろげることにある。

講義のながれ
 1. 文化および文化人類学に関する概説
 2. 性 別 (1)
 3. 性 別 (2)
 4. 婚 姻 (1)
 5. 婚 姻 (2)
 6. 家 族 (1)
 7. 家 族 (2)
 8. 交 換
 9. 宗 教 (1)
10. 宗 教 (2)
11. 性の文化表象 (1)
12. 性の文化表象 (2)

学習上の留意点
 講義の中では、 日本人の常識では考えられないような事例も数多く出てくるが、 なるべく偏見を持たずに理解して欲しい。 また、 黒板には基本的なポイントを板書するのでノートはとってもらいたい。

成績評価
 講義の中で解説した語句や事象、 事例について、 きちんと理解できているかどうかを定期試験でみる。 ノート等は持ち込み可とするので、 神経質になる必要はないが、 基本的なポイントは理解しておいてもらいたい。

テキスト 使用せず。


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