環境と人間A |
単位数 | 学年配当 | 開講形態 | 教員名 |
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2 | 1 | 後期 | 増 井 孝 子 |
テ┃マ | 『地球温暖化−地球はどうなる』 人間と環境について考える |
講義のねらい |
環境問題は、 経済・社会・文化・福祉など生活系を包含するきわめて広い分野にかかわる問題であり、 科学、 技術系のみの学問の対象分野ではありません。 それゆえに、 環境問題の解決には地球的 (グローバル) かつ総合的、 学際的、 そして市民一人一人が参加できる民際的視点がきわめて重要であります。 地球環境の悪化の原因は、 より効率的な産業活動を求めた結果だけが原因ではなく、 人間が生きるための食や住居を求めるという豊かさを求める当たり前の行動の中にも潜んでいるのです。 その半面で、 人類が生存していくには、 自然環境や資源やエネルギーの活用は欠かせません。 21 世紀にあって重要なのは、 自然との共生・共存の道を見出すことです。 『持続可能な開発』 とその社会を一刻も早く実現することです。 これは一年生のための入門基礎講座です。 |
講義のながれ |
持続可能な開発とは具体的にどんなことを意味するのでしょうか。
本講義はこのテーマを柱に地球環境問題の本質を受講生と共に探り、 検討しながら進めていきます。 1. なぜ、 地球温暖化問題は生じたのか、 問題の背景と本質を考えます。 2. 「自然」 とは 「環境」 とは人間にとって何か。 歴史的経過を学習します。 3. 「公害問題」 と 「環境保全」 対策の歩みを考察します。 4. 「地球環境問題」 と 「産業活動」 から ISO14000 が生まれるまでを考えます。 5. 人間と環境問題を考えるキーワードは、 持続可能な開発。 人間と環境との共生への道を探る。 6. 自由研究:私たちは今、 何をなすべきか。 (レポート) |
学習上の留意点 |
1. 新聞や雑誌 (インターネットも) 等の環境問題の記事には、
常に目を通す努力を惜しまないで欲しい。 2. そのうえで、 独自のデータベースづくりにトライしてみてください。 |
成績評価 |
レポートによる。 |
テキスト | 大石正道著 『生態系と地球環境のしくみ』 日本実業出版社 |
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