外国史B |
単位数 | 学年配当 | 開講形態 | 教員名 |
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2 | 2 | 前期 | 武 内 剛 |
テ┃マ | 中国征服王朝の歴史 |
講義のねらい |
本講義では、 東洋学者ウイットフォーゲルによって規定された征服王朝について、 個々の事例を取り上げて概観してみたい。 中国の北方に居住する非農耕民族が自らの世界を統一した後、 中国世界に侵入かつ支配するに至った王朝を征服王朝と呼ぶが、 遼・金・元・清を指す他に浸透王朝として北魏等五胡系諸王朝も広義に含む場合もある。 そこで、 征服王朝における文化変容のプロセスを中心に広くユーラシア全体の視点に立って進めていきたい。 特に元・清の両王朝は中国の歴史上においても統一王朝として位置付けられるため、 それらの民族が中国社会に与えた影響は測り知れない。 従って、 征服王朝の歴史は同時に中国における王朝国家の果たした役割を検証する手掛りとなるであろう。 |
講義のながれ |
1. 征服王朝の理論と定義 2. 中国王朝と北方民族 3. 浸透王朝について 4. 遼朝 (契丹) の社会と文化 5. 〃 6. 〃 7. 金朝 (女真) の社会と文化 8. 〃 9. モンゴル (元朝) の社会と文化 10. 〃 11. 〃 12. 〃 13. 清朝の社会と文化 |
学習上の留意点 |
高校時代に学習した世界史の内容や視点をそのまま鵜呑みにしているとしたら大きな誤りであると言わざるをえない。
本講義では世界史未履修の受講生に不利のないように基本事項の解説を中心に講じていく。
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成績評価 |
講義方法はノート筆記とする。 出席に関しては学生諸君の自主性に任せたい。
成績評価は定期試験のみとするので、 その点に留意してしっかりと受講していただきたい。
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テキスト | 愛宕松男 『アジアの征服王朝 (河出文庫世界の歴史 11)』 河出書房新社、 1989年 |
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