公的扶助論 |
単位数 | 学年配当 | 開講形態 | 教員名 |
---|---|---|---|
2 | 3 | 前期 | 吉 村 公 夫 |
テ┃マ | 生活保護制度の現状と課題 |
講義のねらい |
公的扶助の歴史と制度の仕組みを概観し、 制度の基礎的理解を図る。 さらに、
制度の問題点についても検討する。 はじめに歴史を取り上げるのは、 制度の仕組みについての理解を深くするだけでなく、 制度の問題点やあるべき姿を研究する際の裏付けとなるからである。 歴史のところで、 「古くさい昔のこと」 とせず、 そこから、 理念や思想を読み取り、 制度を分析する際の視点 (perspective) にしてほしい。 歴史のところでは、 中学や高校の社会科の教科書や知識を覚醒化させるだけでなく、 「詰め込まれた」 知識を捉え返して、 臨んでほしい。 社会への関心を保持して、 (93 年に関しては、 例えば、 農産物の大凶作で、 農家はどうなるのか。 その子弟は大学へ進学できるのか等。) 聴講してほしい。 |
講義のながれ |
1 . 参考文献の紹介、 公的扶助の定義 2 . 資本制システムについて 3 . 産業革命と救貧法 4 . 現代資本制と公的扶助 5 . 敗戦後の救済対策 6 . 日本国憲法と新生活保護法 7 . 生活保護法の基本原理―自立助長 8 . 生活保護法の基本原理―補足性の原理 9 . 同上 (つづき) 10. 扶助の種類 11. 保護施設の種類 12. 被保護者の権利義務 13. 実施体制―福祉事務所 14. 同上 (つづき)―民生委員 15. 後期試験 |
学習上の留意点 |
授業中おしゃべりを止めない場合は、 退出を勧告する。 それでも止めない場合は、 授業を取りやめにする。 |
成績評価 |
前期の 1 回の試験で評価する。 試験は暗記による論述解答形式。 なお、 いわゆる 「出席点」 なるものはない。 また、 試験勉強をしないと 60 点以上をとることは困難である。 |
テキスト | 講義の教材資料集を作成予定 (生協で購入のこと) |
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