学術フロンティア(私立大学学術研究高度化推進事業) 地域ケア研究推進センター
地域ケアの政策・臨床評価とその活用システム構築に関する研究 TOP
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研究プロジェクトリーダー挨拶

研究プロジェクトリーダー 平野 隆之

(日本福祉大学社会福祉学部教授/同大学福祉社会開発研究所長)


 「地域ケアの政策・臨床評価とその活用システム構築に関する研究」は、2002年度に私立大学学術研究高度化推進事業の学術フロンティア推進事業として採択されました。そして2003年4月の「地域ケア研究推進センター」の開設によって、その研究の本格スタートをきることになりました。 「地域ケア研究推進センター」は日本福祉大学大学院名古屋キャンパスの北館7階フロアーに立地し、50人用の会議研修室をはじめ、3つの研究ユニットの専用室、ラウンドテーブルを囲む研究会議室(コラボレーションルーム)、センター事務室など、研究拠点としての機能をふんだんに備えたものとなっています。

 本プロジェクト研究の目的は、分権化のなかで地域ケアの政策主体となる市町村における政策・臨床評価の方法を開発するとともに、政策主体者への普及(流通)を可能とするためのデータベース化と活用システムを構築することにあります。 日本福祉大学福祉社会開発研究所は、すでに介護保険によるレセプト・データの活用による評価システム開発において先行実績を有しており、本学術フロンティア研究拠点整備の助成を受け、本格的な独立センター(名称:地域ケア研究推進センター)として研究拠点を確立することにより、介護保険分野においてこれまで以上に系統的に科学的な政策評価結果を産出することができると思われます。 さらにそれらを政策主体である市町村にフィードバック(流通)させるためのシステム化を実現することによって、日本における政策評価研究・実践の水準を大幅に引き上げることができる意義をもつシステムになる可能性があります。そしてそれらを通して介護保険分野でのこうしたシステム開発の実績を障害分野さらには地域福祉分野に拡充することによって、国レベルでの制度改革や新たな制度導入に際して、実証的な政策評価の蓄積を提供することも可能となることも期待できます。

 本プロジェクト研究はその課題を総合的に達成するために、4つの研究領域を設定し推進を図りたいと考えています。

拡充点1

1. 政策評価システムの国際比較研究  
2. 介護保険事業の政策・臨床評価
3. ターミナルケアと痴呆ケアの政策・臨床評価
4. 障害分野を含む地域福祉の評価研究

これらの研究推進を通して、アウトカム評価にも踏み込んだ政策評価研究の日本で最初の本格的研究機関として機能の充実を図りたいと考えております。

今後とも、本プロジェクトへのご支援・ご鞭撻をよろしくお願いいたします。


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