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人

「ふくし」は人

在校生、卒業生、教職員など本学に関係する“人”をクローズアップします。

自ら現場へ行き経験する。
その姿勢を今も大切に。

五十嵐 拓真さん

福祉経営学部(現:経済学部) 2007年3月卒業
埼玉県/坂戸高等学校 出身
TOTO株式会社
中国支社 山口営業所

経済学部WEBサイト

※所属や肩書は当時のものです。

 公共トイレのおむつ交換台や、便座に座った際に姿勢を安定させる前方ボード。福祉機器の商品企画や販売促進を担当していた私が、営業部門への異動を志望したのは、もっと現場を知るためでした。現在の担当区域である山口県は65歳以上の人口が約30%と、全国でも高齢化率の高い地域。ユーザー宅にも同行する中で見えてきたのは、自宅の浴室が使いづらいためデイサービスで入浴する方もいるなど、もっと使いやすい商品を開発する余地が大いにあるということです。また、電動で昇降して立ち座りを補助する便座など、すでにあるのにあまり知られていない商品の認知度を高める必要性も感じています。高齢化最先端と言えるこの地域で経験したことを、将来は国内外への販売や、新商品の企画に活かしていきたい。その先に実現したいのは、高齢者が身のまわりのことを自分で行い、その方らしい生活を送れる世の中です。

 実は私が大学に入学した当初考えていた卒業後の進路は、福祉施設でした。転機はゼミでの高齢者施設訪問と、その影響で始めた施設でのアルバイト。生活において重要なトイレや浴室が、本人にも介助する側にもいかに使いづらいかを実感し、変えていきたいと思ったことが、現在の会社の志望理由です。在学中には福祉住環境コーディネーターの資格も取得し、学んだ知識を使ってみようとボランティアサークルを立ち上げました。自治体や地域の工務店グループと連携して、高齢者が暮らす住宅に手すりを設置する活動を行い、各家庭を訪問しては壁の汚れ具合も参考に取り付け位置を決めていきました。現場に出て自分で経験し、人との関係を築きながら何かを実現する。日本福祉大学で身についたのは、今の仕事にも通じる姿勢。インターネットで得た知識とは違い、自分自身で経験したことは、自分の考えを自分の言葉で語れる自立した人間への一歩になると思っています。

企業でも広がるふくしニーズ

本格的な少子高齢社会を迎え、一般企業でもシニアマーケットに進出する企業が増えています。高齢者の心身の特徴を学んだ本学卒業生は、多様な企業での活躍が期待されます。

(キャンパスガイド2018より転載)

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