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【公務員育成チャレンジプロジェクト】学生たちが半年間の成果を報告しました

2018年11月19日

 社会福祉学部行政専修(専修長:末盛慶社会福祉学部准教授)では、同専修の1年生を対象とした「公務員育成チャレンジプロジェクト」を今年5月に立ち上げ、愛知県・東海市・美浜町の行政担当者から提示された課題に対して、学生たちが半年間に渡って検討を重ねてきました。担当者を学内に招いた報告会を2018年11月15日に美浜キャンパスで開催し、学生や自治体関係者など約80人が参加しました。

 行政専修は社会福祉学部改組に伴い、2017年に開設されました。本専修は、人々が安心して豊かな生活を送るために必要な政策の立案・遂行能力を養い、国家公務員・地方公務員の行政職や福祉職、家庭裁判所調査官・保護観察官などの国家公務員専門職を担う人材を養成しています。公務員育成チャレンジプロジェクトは、県・市・町の行政担当者から各自治体が抱える課題の提示を受け、学生たちがそれぞれに分かれて、解決(提言)に向けて学生たちがグループワークを行い、市民団体や教員からの助言を受けながら、提言としてまとめるものです。学生たちは5月から活動をスタートさせ、一般市民を招いた中間報告会などを通じて助言を受けながら議論を重ね、13のテーマが発表されました。学生たちは、1グループ5分と限られた時間のなかで、愛知県・東海市・美浜町の順番で報告し、行政担当者が助言を行いました。

愛知県:発表テーマ

  1. 安心安全に子供を妊娠出産できるためには、どのようにサポートすればよいか?
  2. 小学生が放課後に安心して過ごすことができる居場所を確保するためには?
  3. ひとり親家庭に必要な支援情報を届けるには
  4. 児童養護施設の子どもが自立するためには

     学生たちは、児童養護施設に関する文献学習により理解を深めたうえで、高等学校卒業後に児童養護施設を出て進学や就職することの困難さを説明しました。また社会に出ることへの不安や就職者の離職率が高い現状に対応する目的で、奨学金の拡充を含めた進学支援やジョブコーチによる支援のほか、全国的に問題となっている空き家を活用した施設環境の整備を提言しました。

東海市:発表テーマ

  1. 子育て支援・ひとづくり
  2. ~高齢者福祉(地域包括ケア・高齢者の支え合い)~

     東海市の高齢者福祉に対する取り組みを紹介した後、高齢者が安心して住み慣れた町で安心して住み続けられる環境をさらに促進するための提案を行いました。具体的には、交流の場を目的とした貸し農園やカフェなどを利用しやすい場所に整備することや、全世代を対象としたイベントの定期的な開催により、地域での居場所づくりを促進させることの大切さを伝えました。

  3. 地域防災力の向上
  4. シティプロモーション
  5. 観光振興

 学生による提言が行われた後、行政担当者から助言が送られました

美浜町:発表テーマ

  1. イルミネーション制作~みはまのあかり~
  2. 地域資源を活かした地域ブランドの開発と情報発信
  3. 知多奥田駅周辺のまちづくり
  4. 美しいまちをつくろう~安心と安全、緑が映えるまちを目指して~

     美浜町のごみ排出量は愛知県内でも多く、年次推移でも大きな変化がないことに触れながら、再利用を目的とした分別を増やすことや、集積所の囲いを撤去しマナー向上を図ること、回覧板等による啓発活動の推進を提言しました。また高齢者の孤立や核家族化が進み地域のつながりが薄れていくリスクも踏まえて、集積所の掃除を住民たちが担い、コミュニケーションの機会を増やすことで見えづらい問題を防げるのではないかと説明しました。


 「地域資源を活かした地域ブランドの開発と情報発信」を提案した学生(行政専修1年伴場怜央さん、岡田昴大さん、齋田友里さん、藤原香さん)は、「美浜町から提示された課題のなかで最もやりがいを感じたものであり、取り組みを通じて少しでも町に貢献したいと思い活動してきた。学生からの意見だけでなく、地域の方々からお話を聞いたうえで、それを反映し提言としてまとめていくことはとても難しかった。町の方から面白いと言っていただけてとてもうれしかった。今後も何らかの形で携わっていければ」と感想を話しました。

公務員育成チャレンジプロジェクトを主催した行政専修長の末盛慶社会福祉学部准教授のコメント

 本学は全国から学生が入学しており、その希望も県庁・市役所・町村役場とさまざま。そこで、愛知県、東海市、美浜町と県、市、町村と学生が志望する自治体を選べる状況を設定した。県、市、町村で提示された業務課題は異なるものであり、学生たちがその違いも感じ理解することで、卒業後の進路(働きたい自治体)が見えてくるのではないかと考えている。また本プロジェクトは、自治体からの課題に対して、学生が行政の立場となって考えることに加えて、住民や当事者の声を入れ込んだことが大きな特徴だ。これからは住民目線で行政を動かしていくことが公務員にとって重要になる。この点を入学してすぐに体験できることの意味は大きい。正課科目ではないこの試みに、学生たち誰からも促されることなく主体的に参加し学び続けただけでなく、活動を通じて得た助言をしっかりと受け止めた上で提言に反映させたことに、その価値と成長を感じている。公務員育成チャレンジプロジェクトは、愛知県・東海市・美浜町のご協力があって初めて実施することができた。この場をかりて参加していただいた自治体の皆様には深く感謝申し上げたい。

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