卒業生メッセージ
名古屋市立大学 人文社会学部 室田泰良さん
総合進学コース 2021年度卒業
部活では全国大会入賞
勉強では想像以上の進路へ
被災地での演奏が進路を決めた
高校時代は全国レベルの和太鼓部で活動。部長として全国大会に出場し、３位入賞を果たしました。東日本大震災の被災地演奏に参加した際、今の被災地の現状や被災者の想いは、現地に行かないとわからないと知り、自分の視野の狭さ、多様な視点を持つ必要性を痛感しました。
また、地域の方を「被災者」という言葉で区別している自分にも気づきました。それは「外国人」に対しても同じで、もっと相手の想いを受け止めなければと、被災地演奏時の経験が異文化理解を深められる学科を志望するきっかけとなりました。
先生方の応援で国公立大受験に成功
コースは総合進学コースに所属。部活と両立しながら、高校２年の時に英検２級を取得し、この資格で名市大の受験資格を得ることができました。英語の勉強は何か特別なことをしたわけではなく、毎日の授業を大切にし、学んだ言葉はすぐに使ってみることだけは意識しました。
国公立大受験はチャンスがあればと思っていましたが、挑戦できたのは担任や教科、部活の先生方が一緒に受験するかのように勉強を支えてくれたおかげです。入試の時、面接やグループ討議で「異文化理解の本質を理解しているかどうか」が問われましたが、和太鼓部で培った議論する力が役立ちました。
※掲載原稿は、すべて大学在学時に取材したときのものです。
