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研究課題名 障害者対応LINUXディストリビューション(welfare linux)の開発
研究者名(所属および資格) 水野 暁子 (情報社会科学部 教授)
宇野 伸一郎 (情報社会科学部 講師)

研究成果概要

 障害者の情報環境改善のひとつの試みとして「障害支援ソフトウェア導入 one
CD Linux」の自動生成システム(Welfare Linux On Demand System)の試作を行った。

本研究では、まずネットワーク上にある障害支援ソフトウェアを one CD
Linux 上に実装を行った。実装には、視覚障害者用音声読み上げエディター
emacspeak を試用した。その上で、ソフトウェアの選択/実装/isoイメージ生
成を半自動で行えるインストーラを製作し、そのインストーラを含む one CD
Linux の試作を行った。現状は、iso イメージの製作には成功した、という状態である。
ただし、音源デバイスの設定などの問題で稼働が不安定であるという問題がある。
また、インストーラは初期段階であり、対応するソフトウェアが限られている。
これらのシステムの改善を行い、さらによいシステムの構築に努めたい。

なお、2004年2月末の開発の現状を、日本福祉大学 紀要「現代と文化」に投稿した。

研究成果発表
日本福祉大学 紀要 「現代と文化」に投稿。査読修正中
関連リンクなど
 

Copyright(C):2006, The Research Institute of System Sciences, Nihon Fukushi University