生体モニタリングシステムの開発に係る実証実験

〜日本電子機械工業会よりのの受託研究〜


本研究所では,これまでも日本電子機械工業会からの受託研究を行ってまいりましたが,今年度も2件の受託研究を実施しています.
ひとつは「生体モニタリングシステム開発に必要な生体パラメータの探索,データ解析手法,評価映像の有用性に関する実証実験」です.近年の医療進歩により感染症の脅威は薄れてきていますが,生活習慣病といわれる疾患やデジタル社会の到来によるテクノストレス症候群では,むしろその深刻さが増大しています.本研究では,生体モニタリングシステム開発のために必要な生体パラメータの探索(特に視覚系眼球運動等),データ解析手法,評価映像

の有用性に関する実証実験を行い,実験データの収集と結果分析を行います.
もうひとつは「新視覚系自律神経計測システムの概念設計」です.この研究も生活習慣病といわれる疾患やテクノストレス症候群に対応したもので,視覚系パラメータを通して自律神経機能を計測する「新視覚系生体モニタリングシステム」の概念設計,及び評価映像の制作を行うものです.
研究代表者は,本研究所員の鵜飼一彦情報社会科学部教授です.実験結果は,年度末にもまとめられる予定です.
実験を行う鵜飼教授
 
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