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社会福祉士実習

 本学では、「社会福祉学部、福祉経営学部(通信教育)、健康科学部」において、社会福祉士養成を行っております。令和2年度(2020年度)までの入学生は、見直し前のカリキュラム、令和3年度(2021年度)以降の1年次入学生からは新カリキュラムにおける実習となります。カリキュラム見直しによる主な変更点と3学部での社会福祉士実習の概要をご紹介します。

社会福祉士とは

 社会福祉士は、「社会福祉士及び介護福祉士法(昭和六十二年 法律第三十号)」により誕生した社会福祉専門職の国家資格です。様々な理由から日常生活を送ることが困難な方々(高齢者、障害者、子どもや子育て世代、生活困窮者等)の相談に乗り、関係機関と連携しながら、専門的な知識・技術を用いて福祉の面から支える役割を担っています。

※「社会福祉士及び介護福祉士法」第二条では、「第二十八条の登録(社会福祉士となる資格を有する者が社会福祉士登録簿に、氏名、生年月日その他厚生労働省令で定める事項の登録を受けなければならない。)を受け、社会福祉士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもって、身体上若しくは精神上の障害があること又は環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じ、助言、指導福祉サービスを提供する者又は医師その他の保健医療サービスを提供する者その他の関係者(第四十七条において「福祉サービス関係者等」という。)との連絡および調整その他の援助を行うこと(第七条及び第四十七条の二において「相談援助」という。)を業とする者」とされています。

新たな社会福祉士養成カリキュラムについて

 新たな社会福祉士養成カリキュラムについては、厚生労働省ホームページ「令和元年度社会福祉士養成課程における教育内容等の見直しについて」にて、ご確認ください。

〇令和元年度社会福祉士養成課程における教育内容等の見直しについて

新たな社会福祉士養成カリキュラムにおける実習(ソーシャルワーク実習)について

ソーシャルワーク実習は、相談援助業務の一連の過程を網羅的かつ集中的に学習できるよう、1つの実習施設において180時間以上行うことを基本とすること。

  • ア ソーシャルワーク実習は、機能の異なる2か所以上の実習施設等で実施すること。
  • イ 180時間以上の実習を行う機関・事業所においては、相談援助業務の一連の過程の学習に加え、複数の機関・事業所や地域との関係性を含めた包括的な支援について学習すること。

※出典:厚生労働省「大学等において開講する社会福祉に関する科目の確認に係る指針について」
(令和2年3月6日元文科高第1122号・社援発0306第23号)より

新たな社会福祉士養成カリキュラムにおける実習(ソーシャルワーク実習)の意義と目的

(1)ソーシャルワーク実習のねらい

厚生労働省によって示された「ソーシャルワーク実習」のねらいは以下の通りである。

  • ①ソーシャルワークの実践に必要な各科目の知識と技術を統合し、社会福祉士としての価値と倫理に 基づく支援を行うための実践能力を養う。
  • ②支援を必要とする人や地域の状況を理解し、その生活上の課題(ニーズ)について把握する。
  • ③生活上の課題(ニーズ)に対応するため、支援を必要とする人の内的資源やフォーマル・インフォーマルな社会資源を活用した支援計画の作成、実施及びその評価を行う。
  • ④施設・機関等が地域社会の中で果たす役割を実践的に理解する。
  • ⑤総合的かつ包括的な支援における多職種・多機関、地域住民等との連携のあり方及びその具体的内容を実践的に理解する。

※出典:厚生労働省「大学等において開講する社会福祉に関する科目の確認に係る指針について」(令和2年3月6日元文科高第1122号・社援発0306第23号)より

(2)社会福祉・ソーシャルワークの学びにおける実習の意義

  • 「実践の学問」である社会福祉学の学びは、ソーシャルワークの実践及び実践現場との関係を抜きにしては成り立たないこと。
  • 実習は社会福祉・ソーシャルワークの理論と実践とを統合的に学ぶ機会となること。
  • ソーシャルワークの方法や技術も、講義や演習だけで学べるものではなく、現任のソーシャルワーカーの動きから、また自らが現場に身を置くことで実践的経験的に習得できるものであること。

(3)ソーシャルワーク実習の目的

  • ソーシャルワークの対象となる当事者・利用者とその家族・世帯の生活・地域の実態や、ソーシャルワーカーが活動する地域の実態を学ぶ。
  • ソーシャルワーカーとしての価値や倫理が実践現場でどのように具現化されているか、また ソーシャルワーカーがそれらをどのように行動化しているか、ソーシャルワーク専門職である社会福祉士としての態度や姿勢を学ぶ。
  • ケースの発見からアセスメント、支援計画策定から実施に至るソーシャルワークの過程について具体的かつ経験的に学ぶ。
  • ソーシャルワークの役割としての総合的・包括的な支援や多職種・多機関や地域住民等との連携・協働の実際を具体的かつ経験的に学ぶ。
  • 社会福祉士・ソーシャルワーカーとしての自分を知る(自己覚知)の機会となる。

※(2)、(3)出典:一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟ソーシャルワーク実習指導・実習のための教育ガイドライン(2021年8月改訂版)」より

本学3学部におけるソーシャルワーク実習 ※2022年4月時点

 本学は、3学部[社会福祉学部、福祉経営学部(通信教育)、健康科学部]において、社会福祉士養成課程があります。新カリキュラムにおける3学部それぞれの「ソーシャルワーク実習」の実習実施年度、実習時期、実習時間は以下のとおりです。
 令和2年度(2020年度)までの入学生は、見直し前のカリキュラムの実習時期、実習時間ですが、令和3年度(2021年度)以降の1年次入学生から、新カリキュラムにおける実習時期、実習時間となります。

新カリキュラムにおけるソーシャルワーク実習実施年度

 包括的支援に必要な視点を学ぶ実習として2年次の2月~3月に「ソーシャルワーク実習Ⅰ(60時間・8日間)」を、包括的支援の取り組みを学ぶ実習として3年次の9月~10月に「ソーシャルワークⅡ(180時間・24日間)」を行います。

 3年次の11月に5日間の実習を、1~2月に19日間の実習を行います。なお、健康科学部では介護実習(必修)を行うため60時間の実習免除(介護実習Ⅰ)となり、新カリキュラムにおいても実習時間・実習日数(180時間・24日間)に変更はありません。

 3年次以降の11月~1月に「ソーシャルワーク実習Ⅰ(37.5時間・5日間)」を、4年次以降の6月~10月に「ソーシャルワーク実習Ⅱ(202.5時間・27日間)」を行います。

【日本福祉大学3学部の新カリキュラムにおけるソーシャルワーク実習実施年度】

実習実施年度/
令和3年度入学生の学年
令和3年度
(2021年度)
令和4年度
(2022年度)
令和5年度
(2023年度)
令和6年度
(2024年度)
1年 2年 3年 4年
社会福祉学部  
2~3月
60時間・8日間

9~10月
180時間・24日間
 
健康科学部     11月:5日間
1~2月:19日間
 
福祉経営学部
(通信教育)
   
11~1月
37.5時間・5日間

6~10月
202.5時間・27日間

社会福祉士養成施設

 社会福祉士実習は、実習生受入の契約を結ぶとともに厚生労働省東海北陸厚生局に届出を行った施設・機関にて行います。社会福祉士実習の施設要件、実習指導者要件については、「社会福祉士養成施設」(ホーム>実習施設の皆様へ>指定実習施設とは>社会福祉士養成施設)をご覧ください。

新カリキュラム社会福祉士養成についてのQ&A

 新カリキュラム社会福祉士養成についてのQ&Aです。ご参考にしてください。

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