学生支援推進プログラム 日本福祉大学就職支援組織「キャリア支援人材バンク」の構築

取組の概要

1.取組の趣旨・目的・達成目標

2.取組の具体的内容・実施体制

3.取組の評価体制・評価方法

4.取組の実施計画等

取組の概要

本学には、約6万人の卒業生と全国規模で展開する同窓生ネットワークが存在する。本取組は、卒業生を対象とした現況調査と大学事業への協力意思等の意向調査を実施し、本学の最も強力な理解・支援者である卒業生を中心とした就職支援組織「キャリア支援人材バンク」を構築する。「キャリア支援人材バンク」では、学生の就業意識と職業イメージの育成に向けた取組を展開し、さらなる就職実績の向上を期待するものである。また、卒業生の現況調査では、卒業後の動静・社会的役割の把握、大学時代の学習過程と現職との関連分析等を行うことにより、学内外に本学の教育実績・成果を客観的な指標で示すことが可能となる。現在、本学の就職支援体制は、学部が設置するキャンパス内に位置づいているが、学生への効果的な就職支援や効率的な求人情報収集を充実・機能化させるために、新たに名古屋に就職支援拠点を開設し、本学の就職支援体制をより強化するものである。

1.取組の趣旨・目的・達成目標

取組の趣旨・目的

本取組では、学生の就業意識と職業イメージの育成を推進するため、卒業生を中心とする就職支援組織「キャリア支援人材バンク」を構築する。学生が恒常的に卒業生からの支援を受けることは、学生が自己の将来目標を形成し、その実現に向けた大学の帰属意識形成と学習動機付けも明確になることから、専門学習の活発化など教育への効果ある取組となる。

達成目標

本取組では、主に卒業生で構成する「キャリア支援人材バンク」を形成し、低学年から全学生の就業意識と職業イメージの育成を目指す。また、卒業生情報を精緻化することにより、本学の教育実績、支援実績等を示すとともに、全学生の将来目標の実現に資する就職実績(数的・質的)の達成を目標とする。

2.取組の具体的内容・実施体制

取組の具体的内容

学生の就職支援をより効果的に展開できる支援体制の強化と新たな環境を整備する。また、約6万人いる卒業生の現況調査を実施し、卒業後の就業動静・社会的役割、大学時代の学習過程と現職との関連等の分析することにより、教育力の一層の向上を図るものとする。

取組の実施体制

就職キャリア開発機構長を中心とした就職キャリア開発機構において、全学的に本取組を推進する。また、既に本学同窓会組織で推進している就職支援機能を本学の学生支援組織として明確に位置づけ、学内外一体となった支援ネットワークを構築する。

3.取組の評価体制・評価方法

取組の評価体制

本取組では、就職キャリア開発機構長が所管するキャリア開発委員会が就職支援の評価を担う。また、第三者評価機関の外部評価委員会に諮問するものとする。就職支援の取組課題については、学内における自己点検・評価推進委員会に改善結果の報告をするものとする。

達成目標に対する達成度についての指標

本取組を推進することにより、最終学年在籍の学生に対する就職率を確実な実績(目標85%以上)として定着させる。また、低学年からの職業イメージを育成することにより、学生の第1就職志望分野・職種への達成率80%以上を目標指標とする。

4.取組の実施計画等

実施計画

初年度には全卒業生の現況調査の実施を踏まえ、就職支援組織の構築を展開する。また、名古屋拠点の開設を含め、就職支援組織が恒常的に活動できる体制と環境を整備する。2年目以降は、これまでも推進している就職支援プログラムと併せて、学生の進路希望を踏まえた、同窓生を招いたキャリア教育・ガイダンス体系を構築し、実施する。

財政支援期間終了後の展開

財政支援期間終了後は、本取組の評価と実績に基づき、経常経費の中で継続的に就職支援組織からの支援を受け、より就職実績に効果ある取組へ展開する。

CGI