選定理由

 
 平成19年度現代的教育ニーズ取組支援プログラム選定取組の概要及び選定理由

大学等名

日本福祉大学

 

整理番号

6067

テーマ番号

6

テーマ名

教育効果向上のためのICT活用教育の推進

取組名称

ブレンデッド学習による学生中心の教育改革
−ICTを活用したエンカレッジ指導モデルの構築−

取組担当者名

中村 信次

(取組概要)

 本取組では、学習支援システムを活用し、eラ一二ングと対面授業を融合させたブレンデッド学習方式を全学的に展開することにより、さまざまな学習意欲・学力を持つ入学学生全員に対し、大学での学習に必要な「学ぶ意欲」「学ぶカ」を涵養することを目的とする。通学時間や自宅での空き時間など、従来あまり有効活用されていなかった時間帯を、情報機器を活用して予習・復習の時間に転換することによって、学生の自立的学習への意識を高める。
 具体的には、@ブレンデッド学習の特徴を活かしたeラーニングコンテンツの開発、A学生の活動に光をあてるエンカレッジ指導モデルの構築、Bオンデマンドコンテンツ共有による科目間連携、Cブレンデッド学習による対面授業改善(FD)、DICT活用能力の学内基準の策定、に全学で組織的に取組む。
  本取組を通じて、学ぶことの楽しさを発見させ、自ら学ぶ意欲を持ち続けられる学生を育成する。

(選定理由)

 本取組は、学習支援システムを活用して、eラ一二ングと対面授業を融合させブレンド型学習方式を全学的に実施する優れた取組です。学生の学習をeラーニング、履修計画、学生同士のコミュ二ケーションの面から支援するシステムを活用して、絞り込んだ分野での目標を持った教育工学的にデザインした実施体制で実施する計画であるので、本取組の成果が他の大学等の教育方法の改善に参考になると期待されます。
 今後は、ブレンド型eラーニングコンテンツを多く開発され、容易でないと思われるエンカレッジ指導モデルの構築と、大学教員に対するICT活用指導力の基準作成をされ、それらをきちんと評価されて改善を図る体制を確立するなど、十分に検討された上で取組まれることが望まれます。

 

   
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