選定理由

 
 平成18年度現代的教育ニーズ取組支援プログラム選定取組の概要及び選定理由

大学等名

日本福祉大学

 

整理番号

5101

テーマ番号

5

テーマ名

実践的総合キャリア教育の推進

取組名称

新ふくしキャリア時代を生きる人材の養成ー新ふくしキャリア教育カリキュラムとキャリアポートフォリオシステムによるキャリア形成を目指してー

取組担当者名

足立 浩

(取組概要)

 本学では、現代社会において、経済・開発、行政・経営、芸術文化活動など、人々の日常生活に広く関連するようになった広義の福祉を「ふくし」と呼んでいる。福祉の総合的大学としての本学の教育資源を活用して、広範な仕事の広がりに対応したキャリア教育体系を構築し、「新ふくしキャリア教育」として福祉ビジネス企業をはじめ、様々な職場で福祉をテーマとした事業の展開と創造を進める人材の育成を行う。この教育は、基礎教育、専門基礎教育、キャリア形成教育の3体系からなる「新ふくしキャリア教育カリキュラム」に基づいて推進する。各教育体系は講義科目、実践科目、進路レポートで構成する。また教育支援システムとして、総合評価表、キャリアクレジット制度、進路開拓力判定で構成するキャリアポートフォリオシステムを導入する。キャリアクレジット制度は、学生のキャリアアップのための学内地域通貨制度としても展開し、学生の主体性の形成を促す。

(選定理由)

 本取組は、福祉を広くとらえたキャリア教育プログラムと学部教育を、基礎教育、専門基礎教育、キャリア形成教育の三本柱からなる「新ふくしキャリア教育カリキュラム」として体系化し、福祉分野の新しい社会ニーズに基づいた基礎学力と実務能力を備えた人材を育成することを目指しています。キャリアクレジット制度と学内地域通貨、学生カルテ等によるキャリアポートフォリオシステムなど学生の主体的学習や学習意欲の向上を助ける手法に創意工夫が見られ、カリキュラムから指導方法まで総合的に再構築している点が評価できます。この取組を発展させる中で、福祉以外の諸分野を包括した、全学的レベルのより多面的な教育プログラムが開発され、福祉情報社会の担い手を育成する同種の学校における取組の参考となることが期待されます。

 

   
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