選定理由

 
 平成17年度現代的教育ニーズ取組支援プログラム選定取組の概要及び選定理由

大学等名

日本福祉大学

 

整理番号

6-57

テーマ番号

6

テーマ名

ニーズに基づく人材育成を目指したe-Learning Programの開発

取組名称

福祉人材を育成するeラーニングプログラム

−これからの養護学校教諭に求められる能力育成を目指して−

取組担当者名

副学長 足立 浩

(取組概要)

 本取組では、福祉の基本的知識・理解に加え実践力を伴った福祉人材を育成するための総合的なeラーニングプログラムを開発する。広範囲の福祉人材育成を目指すが、文部科学大臣の諮問に応え中央教育審議会が提起している特別支援学校教諭育成という政策課題を見据えつつ、当面、その柱となる養護学校向け人材育成のためのプログラムを整備する。@養護学校教諭免許状の取得に必要な科目のオンデマンドコンテンツによる学習、A実習及び地域と本学を結ぶオンライン上のコミュニティへの主体的な参加、Bコミュニティへの参加を通じて蓄積されるコンテンツによる知識の再構築、という一連の学習プロセスにおいて活用できるeラーニングプログラムとし、「循環再生産型の学習スタイル」を確立する。本学習スタイルは汎用的に適用可能であり、養護学校教諭育成において効果を確認の上、他の福祉分野の人材育成用プログラムの整備へ展開していきたいと考えている。

(選定理由)

 「実践力を伴った福祉人材」、「養護教育人材」を育成するため、当該分野を多角的、継続的に学習できる機会をe-Learning により実現しようとする点は高く評価できる。また、コミュニティを形成し、教員や学習者の間でナリッジを共有、再生産し、「循環再生産型の学習スタイル」を実現しようとする点も独創的な点といえます。
 また、既に実績のある多くの卒業生とのコミュニティとの連携による計画が盛り込まれている点も、運用モデルとしての成果が期待されます。
 今後、コンテンツやコースの具体性について、また、「人材育成」という観点での評価体制や評価手法に関する検討が十分になされることを期待します。

 

   
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