お知らせ

5月に「文章作成力養成プログラム」の連続講座を実施しました

社会福祉学部1年次の「総合演習」の希望学生を対象に、リメディアル教育の一環として、5月23日、30日の2週連続講座で「文章作成力養成プログラム」を実施しました。
このプログラムは、2017年度の対面講座を基に開発したオンデマンド教材を配信し、学生の自主学習用に2018年度より提供しています。希望者に対しては、対面形式の講座でも実施しています。教員からのニーズも高いプログラムです。

昨年度の受講者アンケートの結果を踏まえて、対面形式のプログラムの内容を改善の上、実施しました。

初回の講座では、情報の比較・整理の仕方、論理的な文章を書くための様々な手法を説明し、学生はピラミッドチャートで情報を整理した上で、実際に短文を作成しました。
2回目の講座では、まずは「です・ます」調か「である」調に統一されているか、話し言葉と書き言葉を混同していないか、句読点の位置は適切かといった文章作成上のルールに即して文章例を添削しました。その後、初回の講座で作成した短文を前後・左右の席の学生と交換し、相互添削を行いました。
学生が文章作成、相互添削を行う際には、ゼミの教員らが巡回して学生に助言したり、質問に答えたりしました。

句読点の打ち方や正確な主述関係などの文章作成上のルールは、短時間の講座で理解・修得することは難しいため、本講座の受講で満足することなく、文章作成を繰り返したり、他の人にその文章を確認してもらったりすることにより、文章作成力が身に付いていくことの重要性を強調しました。

受講生に対するアンケート結果では、基本ルールに即して文章を書くことができるようになったと答えた学生は90.9%、文章が上手く書けるようになったと答えた学生は90.3%、文章作成への抵抗が減ったと答えた学生は75.3%でした。普段ルールを意識して書くことがなかった、自分が伝えたい内容を他人に伝えることの難しさに気付いたといった感想もあり、今後、大学生活を送る上で役に立つ講座となったことが窺えます。