お知らせ

「学生の学修を促すeポートフォリオの活用」をテーマに全学FD/SDを開催しました

 教育の質保証の観点から、学生自らが学修のPDCAサイクル(学修到達目標設定→学修→自己評価→ゼミ担当教員による評価→次年度の目標設定)を回していくことができるよう、本学の大学教育再生加速プログラム(AP)の取組の一環で、新たなポートフォリオシステム「統合学生カルテ」を構築しました。本システムを活用して、学生の学修意欲喚起のための指導・評価をより効果的に実施していくことができるよう、6月28日(木)に美浜キャンパスにて、全学FD/SD事業として、「学生の学修を促すeポートフォリオの活用」に関するFD/SDを開催しました。

 初めに、他大学のポートフォリオの活用事例について紹介しました。自己評価の根拠として学修活動の実績を記録している例や、ポートフォリオに蓄積した学生情報を企業等の人事担当者に公開し、就職活動に活用している例などを知りました。

 次に、実際のポートフォリオシステムを操作し、学生情報を抽出してみたりと、基本的な操作方法を学びました。その後、教員側、学生側の立場から、このシステムを教育現場のどのような場面で活かしていけるか、ペアワークでアイデアを出し合いました。
 教員側の視点では、正課外を含めて学生の状況を把握しやすくなる、GPAを基にして学生の学修や学生生活の動向を見られるようになる、このような検索条件を追加してほしい、学生側の視点では、学年進行に伴い継続的に学生の支援を受けることができるようになる、ゼミ・実習・インターンシップの事前・事後学習がしやすくなる、ディプロマ・ポリシーを意識して自己評価することができるようになるといったアイデアや意見が出ました。

 参加者はポートフォリオシステムの具体的な活用イメージを獲得することができた一方、本システムの開発者にとっては、より使い易いシステムに改良していくためのアイデアを得ることができました。