日本福祉大学スタンダードの全学共有3ポリシー

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日本福祉大学は、本学学生すべてに身に付けてほしい資質・能力を、「日本福祉大学スタンダード=四つの力(伝える力、見据える力、関わる力、共感する力)」として示しています。さらに本学学則の「目的」や「教育の目標」には、「地域社会に貢献できる人材」(人財※)を本学の養成人材像の一つとして掲げています。このような日本福祉大学としての共通の目標を踏まえ、全学共有の3ポリシーを以下のとおり定めます。

(※「人財」とは、本学の養成人材が、地域・社会・時代等の中で各々の力を発揮し、その持続や発展に貢献する、かけがえのない「たから」のような人材であってほしいとの趣旨を込めて、「材」を「財」に替えて表現したものです。)

1.ディプロマ・ポリシー

伝える力
  • 相互理解のためのコミュニケーションができる。
    <知識・理解>
    多文化共生や異文化対応の知識を持ち、相互理解の必要性や手法を説明できる。
    <汎用的技能>
    様々な国・立場の人と、相互理解に向けたコミュニケーションができる。
    <総合的学習経験と創造的思考力>
    様々な国・立場の人の間に立って、これらの相互理解を構築できる。
  • 自己の考えを効果的に伝達できる。
    <汎用的技能>
    ICTやコミュニケーション技能で自己の主張を効果的に伝えるとともに、基礎的な統計等を理解し、数値・データで説得的に考えを示すことができる。
    <態度・志向性>
    自身の主張を明確にし、相手に効果的に伝わるように意識した発言・行動ができる。
見据える力
  • 幅広い視野で学ぶことができる。
    <知識・理解>
    「地域」「大学」「社会」「健康」などの事項を幅広く理解できる。
    <態度・志向性>
    「地域」「大学」「社会」「健康」など広い視野で学び、豊かな生活を志向できる。
    <総合的学習経験と創造的思考力>
    「地域」「大学」「社会」「健康」など広い視野での学びを自己の専門と関連づけて理解できる。
  • 「ふくし」の考え方を理解し活用することができる。
    <知識・理解>
    「ふくし」の考え方を理解し説明することができる。
    <汎用的技能>
    「ふくし」の考え方を使って、課題解決に向けた問題の整理・分析ができる。
    <態度・志向性>
    様々な課題について「ふくし」の考え方を用いて思考しようとすることができる。
    <総合的学習経験と創造的思考力>
    「ふくし」の考え方を様々な課題・場面に適用・活用し、問題を解決することができる。
関わる力
  • 地域の現場で能動的に思考・行動することができる。
    <汎用的技能>
    地域の現場での実践的な学習技能を身につけ、能動的に学ぶことができる。
    <態度・志向性>
    様々な地域の現場で能動的に他者に働きかけることができる。
    <総合的学習経験と創造的思考力>
    「様々な地域の現場で、能動的に他者と関わりながら実践的に課題を解決できる。
  • 大学の学びを自身のキャリア構築と結び付けて考えることができる。
    <汎用的技能>
    大学での学びを自身のキャリア構築に結び付けて考えることができる。
共感する力
  • 他者を共感的に理解しようとすることができる。
    <汎用的技能>
    様々な立場の人を共感的に理解するために必要な知識・技能を有している。
    <態度・志向性>
    立場の違いなどを越え、共感的に他者を理解しようとすることができる。
    <総合的学習経験と創造的思考力>
    立場の異なる様々な人たちへの共感的理解を、他者にも広げ共有することができる。
  • 他者と自身の幸福をともに追求しようとすることができる。
    <態度・志向性>
    他者の幸せを自己の問題と捉え、その実現に必要な具体的方法や行動を考えることができる。
    <総合的学習経験と創造的思考力>
    他者の共感的理解や協働のもと、他者(および自身)の幸せを社会的に実現するために行動できる。
地域社会に貢献する力
  • 自分の住む地域で市民としての自覚をもち、何らかの形で地域に参画・貢献できる。
    <知識・理解>
    地域に対する高い関心と理解を有し、地域課題を見据える「ふくし」 の視点を身に付けている。
    <汎用的技能>
    生涯を通して地域と関わりながら暮らしていく市民としての基礎力を持つ。
    <態度・志向性>
    ボランティア精神とリーダーシップを発揮できる。
    <総合的学習経験と創造的思考力>
    地域課題解決に「身をもって当たる」ことができる。

2.カリキュラム・ポリシー

全体的方針
  • 全学教育センター科目の設置、同センターによる学部科目所管(語学・情報・体育等)、必要な学部科目指定(「地域志向科目」等)を組合せ、「日本福祉大学スタンダード」(「四つの力」と「ふくし・マイスター」)を養成するカリキュラムを編成する。
  • 能動的・実践的な学修活動を重視する。
  • 正課授業に加え、正課外の教育的取組も含めた教育を追求する。
知識・理解
  • 基礎的知識・理解の形成のため、「建学の精神」や「ふくし」理解の科目、「ふくし」に係る幅広い領域を理解する科目、多文化共生や異文化理解に係る科目、地域への関心を高める科目や取組を初年次中心に配置する。
汎用的技能
  • 効果的・双方向的・共感的コミュニケーションの技能を学ぶ基礎リテラシー関連科目を配置する(語学・ICT・数量的スキル等)。
  • アクティブラーニングを多用してこれらのスキルを実践するための教育活動を普及・展開する。
  • 「ふくし」の考え方でもって課題を整理・分析する取組を行う。
  • 市民としての基礎的な力(技能等)を問う取組を行う。
態度・志向性
  • 幅広い視野、他者への効果的伝達や共感的理解、他者の幸福追求、キャリア形成の意識など、「ふくし」の考え方に関わる態度・姿勢を問う実践的な教育課題に取り組み、学生のリフレクションや担当教員の所見などを通してその成果を検証する。
  • 地域で能動的に動き、ボランティア精神やリーダーシップを発揮できる教育的機会を設定し、同様の方法で検証する。
総合的学習経験と創造的思考力
  • 知識・理解、汎用的技能、態度・志向性について身に付けた事項を総合的に使って、「ふくし」の考え方を実践する学修活動に取り組ませる。
  • 「ふくし」の考え方に基づく多職種・多分野連携教育を行う。

3.アドミッション・ポリシー

伝える力
  • 自己の考えを効果的に伝えようとし、互いに理解しあえるようなコミュニケーションを進める意思を持っている人。
見据える力
  • 幅ひろい視野で学ぶ意思を持ち、現在の「ふくし」の基本的事項を理解している人(多領域・多職種の参画など)。
関わる力
  • 地域の現場で実践的に学ぶことに意欲を持つとともに、自己の将来について考える意思をもった人。
共感する力
  • 他者の立場や意見を尊重する姿勢をもった人。
地域社会に貢献する力
  • 地域に参画・貢献しようとする意志をもった人。