日本福祉大学のアセスメントポリシー

日本福祉大学では、大学のそれぞれの教育組織のディプロマ・ポリシーに照らして、教育課程が有効に機能しているかを評価するための方針として、アセスメントポリシーを策定しました。本ポリシーはミクロ(科目)、メゾ(カリキュラム)、マクロ(卒業時の到達状況)の単位にて指針を設定し、学生の修得能力、教育課程の適切性、大学全体の教育力の面から評価を行い、教育の質保証と改善に取り組みます。

本ポリシーの運用と、今後の運用を通じて評価の方針として、より適切なものにすべく、適宜、見直しを行っていく予定です。

  学生 教育課程
(学部・学科・専攻/専修)
大学
マクロ  正課内外、キャンパス内外の
大学全体での学修活動を通じ
て、当該学部のディプロマ・ポリシー及び「日本福祉大学スタンダード」に照らして、学生が卒業時に①「知識・理解」、②「汎用的技能」、③「態度・志向性」と、これらの応用である④「総合的学修経験と創造的思考力」の4つの学士力(以下、「学士力4項目」とする)を適切に身につけたかについて、4段階(S,A,B,C)で総合評価を行う。
 当該学部のディプロマ・ポリシーに照らして、学部がその年度の卒業生に対して学士力4項目を身につけて適切な進路に送り出すことができたかについて、5段階(S,A,B,C,D)で総合評価を行う。(または、指標ごとに結果に応じた評価基準(S,A,B,C,D)を設定して総合コメントを行う)  全学共有ディプロマ・ポリシー及び「日本福祉大学スタンダード」に照らして、大学がその年度の卒業生に対して本学学生共通に求められる能力を身につけさせることができたかについて、5段階(S,A,B,C,D)で総合評価を行う。(または、指標ごとに結果に応じた評価基準(S,A,B,C,D)を設定して総合コメントを行う)
メゾ  当該学部のカリキュラム・ポリシーに照らして、学生が、履修の順序性に沿って適切に単位修得をしているか、実習、インターンシップ、フィールドワーク等のキャンパス外の教育活動やサークル、ボランティア等の正課外の活動も含めて年次進行に沿って学士力4項目を統合的に獲得していることについて、4段階(S,A,B,C)で評価を行う。  当該学部のディプロマ・ポリシーと、カリキュラム・ポリシー及び教育課程間の整合についてカリキュラムマップやナンバリングの手法を用いて検証を行い、必要に応じてカリキュラム・ポリシーの見直しと科目の改廃等を含むカリキュラム改革に結びつける。  
ミクロ  学生が当該科目のシラバスにおいて設定された「学習目標」を到達できたかについて 5段階(S,A,B,C,D)を基本に評価を行う。  科目担当教員が、対応するディプロマ・ポリシーに照らして①当該科目に求められる学習目標が適切に設定しているか、②学習目標へ到達できるように学士力4項目の観点から評価方法や授業内容が設計しているかについて自己評価を行う。併せて教務委員による点検・評価を経て、必要に応じて翌年度シラバスの修正を求める。